『涙だって笑顔だってがむしゃらになった証だよ』大原櫻子　『瞳』より

卒業記念のスライドショーで使った大原櫻子さんの『瞳』にあったこの一節のと同じような笑顔あり涙ありの場となったカムイ９期生卒業記念パーティー。選手、保護者、スタッフみんなが本当にカムイ９期生が大好きなんだと思えた日でした。ひとりひとりのスピーチでは合宿での失敗スピーチで笑いをとりつつ、高校での思いをしっかり語る選手、笑いをとったと思うと途中で感極まり泣き出す選手、やめそうになった時もあったけど続けて良かったと最後まで泣き続けて語った選手、コーチ、親への感謝を口にする選手、全ての選手たちが感情をしっかり表現して、人目をはばからず涙し、それをみてさらに涙する仲間、保護者の皆様、コーチ達。俺もみんなに成長してもらおうといろんなことをやって来たけど、こんなに成長しているなんて知らなかった。みんなはカムイで学校で家庭でがむしゃらに泣いて笑ってこんなに成長したんだな。本当に感動しました。

そのスピーチの中からキャプテン蓮のものを紹介します。

「３年間ありがとうございました。昨日が入団説明会のようです。（場内笑い）当たり前のようにあっていたのに私たちはもう同じチームではなくライバル同士になってしまいます。

私はみんなの笑顔に何度助けられたかわかりません。（涙ぐみ少し間をおいて）けがをした時、正直カムイを辞めようと思いました。でもみんなに会いたくなって・・、カムイに行きました。するとみんながサッカーボールを蹴っていて・・、早くみんなとサッカーをしたいなと思いました（会場も涙・・）。

あれ、どこだっけ？（場内爆笑）←泣きすぎカンペの読む箇所がわからなくなった模様(笑)

早くみんなとサッカーをやりたいと思い、そしてサッカーをして関東大会に行きたい思いました。辞めるという選択肢がなくなりました。みんなありがとう。これからそれぞれの道に歩いていくけど、カムイで学んだ事を忘れず高校にいっても頑張ろう！

私はカムイのメンバーと出会えてよかったです。練習からの帰る道、試合が終わり電車での帰り道、いろんな事があったね。あの楽しかった時間はもう実現しません。でも思い出として残っています。それを忘れないでください。私たちの目標だった関東大会出場はかないませんでした。武南戦のPKでフッカが外した時は正直チャンスだと思いました。僕が止めてカムイのヒーローになる事ができるから・・（号泣）。フッカごめんね（場内爆笑）あの時はみんなを泣かせてしまい本当にすみませんでした。でも次の練習から前を向いてサッカーに向き合えたところは成長できたところだと思います。みんなと同じ目標に向かってサッカーが出来て本当に良かったです。

私はみんなと離れたくないです。ものすごく寂しいです。人生は出会いと別れを繰り返すので仕方がありません。別々の道になったけどいつかまたサッカーしようね。僕がさみしくなったらLINEします。だからカムイのグループは退会しないでください。私はみんなが大好きです。あとママ！（場内爆笑。本人は号泣（笑））高校に行くとき心配をかけてすみませんでした。いっぱい反抗してすみませんでした。高校ではテレビで映るので録画してください。（場内笑い）けんご、これから３年間一緒だけど・・なんだろ・・、よろしく！みんなと会えて本当に良かったです。３年間本当にありがとうございました！！」

この文章では伝えきれない涙あり笑いありの素敵なスピーチでした。

本当に俺はこの9期生に出会えて良かった。いっしょに目標に向かって頑張って、それでもだめな時もあって、それでも前を向いて頑張って、最後にリーグ戦で笑えて、涙も笑顔も全部素敵な思い出です。

保護者の皆様、本当に3年間ありがとうございました。皆様が私達を信頼して下さっていた事がお別れパーティーでお話しさせて頂きわかりました。必ずしも良いところばかりでなかった私達を信頼して下さった皆様がいたからこそ、この日の彼らの成長した姿があったと思います。これからも選手のサポートをよろしくお願い致します。

最後に・・、カムイコーチ陣全員、9期生の事が大好きです！！ありがとう！高校サッカーでも頑張って下さい！

カムイジュニアユース9期生 担当 村山